子供でも大人でも爪を噛む癖がある人がたくさんいます。
みなさんの周りにも爪を噛んでいる人がいませんか?
特に、小学生、中学生時代に見ることが多かったと思います。
周りの人からすると、仲のいい友達が、
急に爪を噛みはじめると、注意したらいいのか、
スルーすればいいのか、よくわからず対応に困ると思います。
また、大人になっても爪を噛む癖がやめられず悩んでいる人、
自分の子供が爪を噛んでいて対応に困っている大人など、
爪を噛む癖で悩んでいる人はたくさんいます。
今回は爪を噛む癖のある人の心理や、癖の治し方、
周りの人の適切な対応の仕方について説明していきたいと思います。
爪を噛む癖の心理・原因
爪を噛む癖がある人の心理や原因は大人と子供によって異なります。
子供の場合は家庭環境が原因であることが多いです。
家族からの愛情不足や、欲求不満によって、爪を噛んでしまいます。
幼い頃は入園や、入学などがあり、ただでさえ環境が変わり子供の精神状態が
不安定になりやすいですが、それに加えて家族からの愛情不足やストレスで精神的な不安を和らげるために爪を噛む癖が始まるのです。
大人の場合は、自制心の欠如が原因とされています。
大人になると、家庭のことがあったり、仕事のことがあったりと、
頭を悩ませることがたくさんあります。
誰でも悩み事はありますが、爪を噛む癖がある人は、
悩みによるストレスやイライラなどの精神的な乱れを
爪を噛むことによって落ち着かせようとしているのです。
大人になれば爪を噛むことがよくないこと、恥ずかしいこと
だと理解しているにもかかわらず、それを自制できないのです。
爪を噛む癖の治し方・改善法
上記を読んでいただいて、爪を噛む癖は単なる癖ではなく、
精神的な問題が関係していることを理解していただけたかと思います。
では、爪を噛む癖を治すためにはどうすれば良いのでしょうか?
そこで絶対にして欲しくないことは、無理やりやめさせる、やめようとすることです。
自分の子供が爪を噛む癖がある時に、「やめなさい」と注意すれば
その時は素直にやめると思いますが、また必ず再発します。
それは根本的な原因である、精神不安が解決されていないからです。
子供に注意するのではなく、愛情不足が原因?学校で何かあった?など
自分の子供が何が原因で爪を噛んでいるのか考え、その問題を解決してあげることが
大切です。今までの自分の行動も見直し、子供との接し方を変える良い機会だと思います。
学校の先生にも子供の状況を伝えておくことで、適切な対応をしてもらえると思います。
大人で爪を噛んでしまう方は、物理的に治そうとする方が多いです。
指にクリームを塗ったり、指サック、絆創膏をしたりして、噛めなくする方法です。
これらも結局は改善には繋がりません。
爪を噛む癖の原因であるストレスやイライラなどをなくすことは難しいですが、
悩みを相談できる場やストレス解消法(趣味など)を見つけたほうが、改善に繋がります。
無理やり爪を噛めないようにしても、結局ちょっとした隙に爪を噛んでしまい、
また1からやり直しになってしまうのです。それを繰り返していくうちに
いつまでも治せない自分に罪悪感を感じたり嫌気がさしてきたりするので逆効果です。
子供でも大人でも無理やり治させる、治すことは絶対にやめましょう。
上記の方法を試してみてもやっぱり治せない、治らないという方がほとんどだと思います。
そういった方は勇気を出して、医師に相談しましょう。
精神的な問題が関係している癖は自分一人で治すのは本当に大変です。
症状はどんどん悪くなる一方ですので、早めの受診でこのコンプレックスを克服しましょう。